助動詞の乱舞

哲学と文学の読書

アルベール・カミュ

アルベール・カミュ 「異邦人」(1942年)

カミュの作品はけっこう泣かせるというか、感動させるものが多い。ペストがそうだし、ヨナ あるいは制作する芸術家なんかもそうだ。カリギュラ、正義の人びとといった作品の同情し難い登場人物たちですら、悲哀と共感を感じさせられる。このカミュの文学の力…

アルベール・カミュ 「シーシュポスの神話」(1942年)

僕が十代後半の頃、読書仲間とでもいうべき友達がいた。 彼は泉鏡花や、米文学や、ラッセルや、その他雑多な本を色々読んでいた。その頃僕が夢中だったのは、ニーチェやドストエフスキーやキルケゴール、あるいは三島由紀夫だったり芥川龍之介だったりした訳…